【2025年版】中国株ETFおすすめランキング!人気銘柄と選び方は?

中国株ETFおすすめランキング 投資信託・ETF

中国株に投資したいけれど、どのETFを選べばよいのか迷っている方は少なくありません。そんな中、2025年に注目されているのが、手軽に分散投資できる中国株ETFのおすすめランキングです。

国内上場のETFを使って新NISAで投資したい人から、米国市場のETFを通じて本格的に分散投資したい人まで、それぞれに合った選び方があります。本記事では、初心者にもわかりやすいETFの違いや特徴を解説し、実績・コスト・テーマ性など複数の観点から選んだ最新の中国株ETFをランキング形式で紹介します。

この記事の4つのポイント
  • 📌中国株ETFのおすすめをランキングで紹介
  • 📌国内ETFと米国ETFの違いがわかる
  • 📌NISA対応や積立向けETFも取り上げている
  • 📌投資スタイル別に選び方のヒントが得られる

2025年に注目すべき中国株ETFとは?選び方の基本を解説

中国株ETFとは?A株・H株の違いをチェック

中国株ETFとは、中国の株式市場に上場する企業の株価に連動するよう設計された投資信託(上場投資信託)のことです。

個別銘柄ではなく、複数の企業の株価に基づいたインデックスに連動しているため、分散投資の効果があり、リスク軽減にもつながります。

A株・H株の違い

中国株ETFを選ぶうえで最初に理解しておきたいのが「A株」と「H株」の違いです。

ETFの投資対象がどちらかによって、通貨・市場・値動きの性質がまったく異なります。

項目 A株 H株
上場市場 上海・深セン(中国本土) 香港証券取引所
通貨 人民元(CNY)建て 香港ドル(HKD)建て
投資可能性 中国国内投資家が中心、一部制度で外国人可 外国人投資家にも広く開放
主なETF例 CSI300連動型ETFなど H株指数(FTSE China 50など)連動型ETF

なぜETFが注目されるのか?

  • 個別株と異なり、政治リスク・規制リスクを分散できる
  • 国内ETFであればNISA・iDeCoでの保有も可能
  • 手数料が比較的安く、リバランス不要で手間が少ない

といった理由から、2025年も引き続き「成長市場に乗りつつ、リスクは抑えたい」投資家に最適な選択肢となっています。

中国株に投資するならETFが向いている理由

中国株は、企業ごとの情報開示が不十分であったり、政策による急変動が多かったりと、個別株投資のハードルが高いと言われています。

その中でETFは、指数に連動することで個別企業のリスクを緩和しながら投資できる点が魅力です。

ETFが向いている理由

  • ✅ 分散効果があり、特定企業のリスクを回避しやすい
  • ✅ 購入・管理が簡単で、証券口座があればすぐに買える
  • ✅ 指数やテーマに連動しており、初心者でも市場全体にアクセス可能
  • ✅ 中長期でも保有しやすく、NISAやiDeCoでの運用も可能(国内ETF)

こうした理由から、初めて中国株に触れる人こそETFの活用が推奨される傾向があります。

どの指数に連動しているかでETFの性格が変わる

中国株ETFの中身は、実際にどの株価指数に連動しているかによって大きく性格が異なります。

同じ「中国株ETF」でも、対象インデックスの選定で値動き・業種構成・リスクの質が変わってきます。

主な中国株関連インデックスの特徴

インデックス名 概要 含まれる銘柄傾向
CSI 300 上海・深センの代表的300銘柄 国有企業中心/A株主体
FTSE China 50 香港上場の中国有力企業50銘柄 H株主体/大型株中心
MSCI China 海外・香港・本土含む総合型 業種多様/ハイテク比率高め

自身が投資したい領域(成長性、安定性、分散性)に合わせて、どの指数を選ぶかがETF選びの鍵となります。

H株ETFとA株ETFは何が違う?

H株ETFとA株ETFの最大の違いは、「投資対象」と「取引通貨」です。

H株ETFは外国人投資家にも開放されているため、値動きにグローバルな影響が出やすいという特徴があります。

比較項目 H株ETF A株ETF
上場場所 香港 中国本土(上海・深セン)
通貨 香港ドル(HKD) 人民元(CNY)
流動性 高い(海外投資家向け) 制限あり(QDII等経由)
対象企業 中国国有企業が多い 本土企業中心で業種多様

海外ETFであればH株中心、国内ETFならA株中心が多い傾向です。

目的やリスク許容度に応じて、どちらを選ぶべきか明確にしましょう。

国内上場ETFと海外ETFの選び方

中国株ETFには、日本の証券取引所に上場している国内ETFと、海外市場(主に米国)に上場している海外ETFの2種類があります。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、目的に応じた選び方が大切です。

国内ETF vs 海外ETF 比較表

比較項目 国内ETF(東証上場) 海外ETF(米国市場など)
購入のしやすさ 簡単(日本円・NISA対応) 米ドル建て、外貨口座が必要
手数料 やや高め(信託報酬) 低コスト商品が多い
税制優遇 NISAやiDeCo対応あり 対象外が多い(要確認)
代表商品 1322(中国H株ETF) MCHI、ASHR、FXIなど

→ 初心者には国内ETF、中上級者には海外ETFという選び方が一般的です。

為替リスクと配当利回りの見方

中国株ETFを保有する際に意外と見落とされがちなのが、為替リスクと配当利回りの評価です。

  • 為替リスク:米国ETF(MCHIなど)は米ドル建てのため、円安時は評価額上昇、円高時は下落します。
  • 配当利回り:中国株ETFは高配当株を多く含む傾向がありますが、ETFによって分配方針が異なるため確認が必要です。

目安となる平均利回り(2025年)

ETF名 配当利回り(年率)※概算
NEXT FUNDS 中国H株ETF(1322) 約2.5~3.0%
MCHI(iShares MSCI China) 約2.0%前後
ASHR(CSI300連動) 約1.8~2.2%

→ 利回りだけで判断せず、為替の動きや構成銘柄の特性も考慮しましょう。

レバレッジ型・インバース型ETFは使ってもいい?

中国株ETFの中には、「ブル2倍」「ベア型」といったレバレッジ型・インバース型ETFも存在します。

ですが、これらは上級者向けの短期トレード専用商品です。

レバ型ETFを使う際の注意点

  • 日々の値動きに対して「2倍」で動くため、予想と逆に動くと損失も2倍
  • 長期保有すると価格が乖離し、元の指数に戻っても戻らないことがある
  • 値動きの激しい中国株では、想定外の値幅が出やすい

→ 初心者や長期保有を前提とする投資家には、レバレッジ型ETFは基本的に不向きです。

中国株ETFを扱う証券会社とその特徴は?

中国株ETFは、多くの日本のネット証券で取り扱われていますが、取り扱い商品や手数料体系、情報の見やすさなどには違いがあります。

主なネット証券の特徴比較(2025年)

証券会社 中国ETF取扱例 特徴
楽天証券 1322、MCHI など NISA対応、スマホ操作がしやすい
SBI証券 1322、MCHI、ASHR など 海外ETFの種類が豊富、手数料割引あり
松井証券 国内ETF中心 中国株情報はやや限定的
野村證券 国内ETF中心 店舗相談対応あり、初心者に安心

 海外ETFまで視野に入れるならSBI証券、国内ETFメインなら楽天証券が使いやすいです。口座開設前には、取扱商品・為替手数料・積立対応の有無も確認しましょう。

NISAやiDeCoで中国株ETFを買うのはアリ?

2024年から制度が刷新された新NISA制度により、中国株ETFも積立投資の選択肢として注目されています。

NISA・iDeCoでの取り扱いのポイント

  • 国内上場ETF(例:1322 中国H株ETF)は新NISAの成長投資枠で購入可能
  • 海外ETFは成長投資枠でも一部証券会社でしか対応していないため注意が必要
  • iDeCoでは原則「国内投信型中国株ファンド」のみ(ETFは非対応が多い)

→ 長期積立投資として中国市場に分散したい場合は、国内ETF(1322など)を活用した新NISAが有効です。

【2025年最新版】おすすめ中国株ETFランキング

第1位:NEXT FUNDS 中国H株ETF(1322)

2025年現在、最も安定的に取引されている国内中国株ETFは「NEXT FUNDS FTSE中国H株株価指数連動型上場投信(コード:1322)」です。

1322の基本情報(2025年)

項目 内容
ベンチマーク FTSE中国H株指数(香港H株)
組入銘柄数 約50社(中国建設銀行、中国石油など)
分配金利回り 約2.5~3.0%(2025年時点)
信託報酬 年0.275%(税込)
特徴 東証上場/NISA対応/値動きが比較的安定/取引量が多い
1322はこんな人におすすめ
  • 海外ETFは難しいが中国株に分散投資したい
  • NISA口座でETFを長期保有したい
  • 配当も受け取りながらリスク分散を図りたい

→ 初心者でも扱いやすく、日本市場で購入できる中国株ETFの代表格です。

第2位:iシェアーズ MSCIチャイナETF(MCHI)

MCHIは、米国のブラックロック社が提供する人気ETFで、中国本土・香港・海外上場企業を含めた広範な銘柄に分散投資できる点が特長です。

MCHIの概要

項目 内容
ベンチマーク MSCIチャイナ指数(大型〜中型株中心)
組入銘柄数 約600社(テンセント、アリババ、メイトゥアンなど)
配当利回り 約2.0%(2025年時点)
信託報酬 年0.59%(やや高め)
上場市場 米国NYSE(米ドル建て)

特徴と向いている人

  • テック系中心の構成で、中国の成長株を一括で保有可能
  • 香港・ADR銘柄も含まれるため、外資連動の値動きが多い
  • 米ドル建て・為替リスクありだが、海外ETFに慣れた投資家には人気

第3位:Xtrackers Harvest CSI300(ASHR)

ASHRは、米国に上場しながらA株(中国本土市場)に直接投資できる数少ないETFです。

中国内需や政策連動型の動きをダイレクトに捉えたい方に向いています。

ASHRの概要

項目 内容
ベンチマーク CSI300指数(本土市場の代表300社)
組入企業 五糧液、貴州茅台、工商銀行など
通貨・上場 米ドル/NYSE
配当利回り 約1.8~2.2%
信託報酬 約0.65%(やや高め)

特徴とおすすめポイント

  • 他のETFがH株中心なのに対し、A株主体で中国本土の内需を反映
  • 為替リスクと信託報酬はやや高めだが、構成銘柄にグロース株が多い

第4位:iFree中国株式インデックス(国内投信タイプ)

ETFではありませんが、国内の証券会社で少額から積立可能な中国株投信として人気なのが「iFree中国株式インデックス」です。

iFree中国株式インデックスの特徴

項目 内容
連動指数 FTSE中国50(H株中心)
設定会社 大和アセットマネジメント
買付方法 投資信託(つみたてNISA対象)
手数料 信託報酬:年0.825%(税込)
積立対応 〇(楽天証券・SBI証券などで対応)

ETFとの違い

  • 株式のようにリアルタイム売買できない
  • 日次基準価額での取引だが、積立・少額投資には最適

→ 初心者や積立ユーザーには、ETFよりも導入しやすい商品として定評があります。

第5位:Global X MSCI China Consumer Discretionary ETF

このETFは、MSCI China Consumer Discretionary Index に連動し、中国の消費関連企業に特化したテーマ型ETFです。

経済回復や消費行動の変化に着目したい中長期投資家に注目されています。

基本情報

項目 内容
指数 MSCI中国消費裁量指数
投資対象 アリババ、メイトゥアン、BYDなど消費関連中心
上場市場 米国(NASDAQ)
信託報酬 約0.65%
特徴 テーマ型・グロース寄り・変動大きめ

ポイント

  • 中国の都市化・中間層増加に合わせて、消費株の需要が高まる局面を狙える
  • テーマ型のため、景気悪化時にはパフォーマンスが大きく下がるリスクもあり

→ 「中国の成長はやはり内需」と考える投資家に適しています。

こんな人におすすめ!タイプ別ETF選びのポイント

ETFの選び方は、年齢や目的によって大きく変わります。以下に、タイプ別のおすすめスタイルを整理します。

タイプ おすすめETF 理由
初心者・NISA利用 1322(国内H株ETF) 日本円で買えて制度優遇が効く
積立志向 iFree中国株式インデックス 少額・積立しやすく情報も豊富
成長重視 MCHI、ASHR A株や成長株に幅広く投資可能
テーマ狙い Global X 消費ETF 消費関連で中長期の値上がり期待

→ どれがベストというよりも、「自分に合ったETFを選ぶこと」がリターンの最大化につながります。

中国株ETFの選び方Q&A10選

Q1. 初心者に向いている中国株ETFは?
A. 日本の証券会社で買える1322(H株ETF)がNISAにも対応しており扱いやすいです。

Q2. 中国A株とH株、どちらが成長性高い?
A. 一概に比較できませんが、A株は内需、H株は国有企業が中心で安定志向です。

Q3. 為替リスクはどのくらいありますか?
A. 米国ETFは米ドル建てなので、円高になれば評価額が目減りする可能性があります。

Q4. レバレッジ型ETFはおすすめですか?
A. 短期トレードには向いていますが、長期投資には不向きです。

Q5. 配当金はもらえますか?
A. ETFごとに異なりますが、H株系ETFは比較的高配当のものが多いです。

Q6. iDeCoでは買えますか?
A. ETFは基本的に対象外ですが、一部の投資信託で代替可能です。

Q7. 米国ETFと国内ETF、どちらが有利?
A. 手数料や利回りは米国ETFが有利な場合が多いですが、日本の税制優遇を活かすなら国内ETFも有効です。

Q8. どこで買えますか?
A. 楽天証券・SBI証券・松井証券など主要ネット証券で購入可能です(※リンクはH3-8参照)。

Q9. 分配金再投資は自動でされますか?
A. 国内ETFは自動再投資不可、投資信託タイプは可能な場合もあります。

Q10. 年代や投資スタイルでETFの選び方は変わりますか?
A. はい。安定志向・短期重視・積立重視などスタイルに合わせて選ぶことが重要です。

中国株ETFで失敗しないために知っておくべき注意点

中国株ETFは分散投資が可能で比較的手軽に始められる一方で、特有のリスクを正しく理解しないまま投資すると、大きな損失を招く可能性もあります。

以下の注意点を押さえておきましょう。

インデックスの中身を確認せずに購入する

ETFは「指数に連動する」といっても、その指数に含まれる銘柄の構成や業種バランスを見ずに買うと、期待と異なる値動きをする場合があります。

→ 例:H株中心のETFを買ったが、テック株の値動きは全く反映されなかった

米国ETF=何でも安いは誤解

たしかに米国ETFは信託報酬が安いものが多いですが、為替リスク、配当税、売買単位の違いも含めて総コストを見ないと、本当にお得かは判断できません。

テーマ型ETFは値動きが激しい

中国の消費・テクノロジー・新エネルギーに特化したETFは、市場が好調なときは上昇率も大きいですが、景気悪化時には急落も多いです。

→ 保有目的と期間を明確にしておくことが大切です。

分配金や為替差損を軽視しない

特にドル建てETFの分配金は為替によって日本円換算で目減りすることも。配当再投資を意識するなら、国内ETFや投信タイプの方が管理しやすい場合もあります。

 投資のタイミングを焦らない

「中国株が安いから今すぐ買おう!」と焦るのではなく、インデックスの過去推移やチャートの位置、政策状況を見たうえでのエントリーが重要です。

中国株ETFは適切に使えば強力な武器になりますが、情報不足のまま“なんとなく”で買ってしまうのは失敗のもと。

冷静に構成・リスク・目的を照らし合わせたうえで、戦略的に活用していきましょう。

【2025年版】中国株ETFおすすめランキング!人気銘柄と選び方のまとめ

  • 中国株ETFはA株・H株の違いによって構成や値動きが大きく異なる
  • 初心者には日本の証券会社で買える1322(H株ETF)が扱いやすい
  • 米国ETF(MCHI、ASHRなど)は分散性が高く、成長株への投資に向いている
  • 為替リスクや信託報酬を含めた総コストでETFを比較することが大切
  • 国内ETFはNISA対応が可能で、積立や長期投資にも活用しやすい
  • レバレッジ型ETFは短期向けで、長期保有には向かない設計
  • iFree中国株式インデックスは少額・積立に向いた投信型商品
  • 消費関連やテクノロジーなどテーマ特化型ETFは値動きが大きく注意が必要
  • ETFを選ぶ際は、構成銘柄やベンチマーク指数を事前に確認すべき
  • 目的やリスク許容度に応じて、自分に合った中国株ETFを選ぶことが成功のカギ

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