レバナスに10万円放置したら?10年後の運用結果とリスクを徹底解説!

レバナスに10万円放置したら? 投資信託・ETF

10万円だけレバナスに入れて、そのあと放置したら10年後どうなる?」今、レバナスは“夢のある投資先”として語られることもあれば、“危険すぎる”と警戒されることもあります。少額とはいえ、長期保有するなら実際の運用リスクはどうなのか気になる方も多いと思います。

この記事では、実際に10万円を投資して放置した場合の推移や、100万円との違い、TQQQ・S&P500との比較、注意したい落とし穴まで、初心者の方でも、自分に合った投資判断ができるよう、現実的な視点でお伝えしていきます。

この記事の4つのポイント
  • 📌レバナスに10万円を投資して放置したら10年後どうなるかが分かる
  • 📌10万円と100万円の資産推移を比較
  • 📌TQQQやS&P500との違いと、選ぶ際の注意点がわかる
  • 📌長期保有で陥りやすいリスクとその回避策を解説
  1. レバナスに「10万円だけ」投資して放置したらどうなる?
    1. レバナスとは?仕組みと特徴は?
    2. 10万円だけで投資する人の心理とは?
    3. 10万円一括でレバナスに投資して10年放置したら?
    4. TQQQ・S&P500と比較してどうか?
    5. レバナスで本当に「億万長者」になれる?
    6. 10万円と100万円ではどう違う?金額別の結果比較
    7. 積立 vs 一括 vs 放置──結局どれがいい?
  2. レバナスの長期保有リスクは?初心者が避けたい落とし穴
    1. 長期保有による最大のリスクとは?(逓減・手数料)
      1. リスク①:逓減効果(ていげんこうか)
      2.  リスク②:信託報酬(年間約0.99%)
    2. 過去の暴落時にレバナスはどう動いた?
      1. 事例①:コロナショック(2020年2〜3月)
      2. 事例②:インフレ+利上げショック(2022年1月〜)
    3. レバナスはNISAやiDeCoで買える?非対応の理由も解説
    4. レバナスの口コミ・評価は?実際の後悔や成功談
    5. FPの視点で見るレバナスとの最適な付き合い方とは?
    6. 完全放置に不安がある場合の対処法とは?
    7. レバナスをやめた人・損切りした人の理由とは?
    8. 「10年後に笑う人」が共通してやっていることとは?
      1. 共通点①:積立をやめない「継続力」
      2. 共通点②:分散投資を併用している
    9. よくある質問Q&A10選
  3. レバナスに10万円放置したら?10年後の運用結果とリスクのまとめ

レバナスに「10万円だけ」投資して放置したらどうなる?

レバナスとは?仕組みと特徴は?

レバナスは、NASDAQ100指数の値動きに2倍のレバレッジをかけた投資商品です。

代表的な商品は「iFreeレバレッジ NASDAQ100」で、米国のハイテク株(Apple、Amazon、NVIDIAなど)に集中投資する構成となっています。

📌 レバナスの基本情報

項目 内容
対象指数 NASDAQ100(米国の代表的なハイテク企業群)
商品例 iFreeレバレッジ NASDAQ100(投資信託)/2558(ETF)
特徴 値動きが指数の約2倍になる「レバレッジ型」

逆に、1%下落すれば約2%の下落となり、損益の振れ幅が大きいのが最大の特徴です。

⚠ 長期保有で注意したい「逓減効果」

レバナスは、毎日の変動率に対して2倍の動きをするよう設計されています。このため、上昇と下落を繰り返すと、値動きの“掛け算”によって資産が目減りする「逓減効果」が生じやすくなります。

📊 値動きの比較(3日間のシミュレーション)

日の値動き NASDAQ100 レバナス
1日目 +1% +2%
2日目 -1% -2%
3日目 +1% +2%

10万円だけで投資する人の心理とは?

「とりあえず10万円だけ。」

レバナスに少額を投じる人の多くは、最初から大きく稼ごうとするよりも、“まず試してみたい”という気持ちで始める方も多くいます。

💬 よくある動機・背景

投資理由 説明
✅ リスクを抑えて体験したい 値動きが激しいと聞き、まずは少額で感覚を掴みたい
✅ 話題になっていて気になった SNSやYouTubeで人気化しており、流れに乗ってみたい
✅ 他の資産と分けて分散したい メイン資産とは別に、ハイリスク枠として保有
✅ 副業感覚・お小遣い投資 毎月の生活費に影響しない範囲で挑戦してみたい

ただ、そこには“放置=安全”ではないという誤解も含まれている場合があり、後悔につながるケースも少なくありません

では、実際に10万円を投資して放置した場合の10年後シミュレーションを見ていきましょう。

10万円一括でレバナスに投資して10年放置したら?

「10万円をレバナスに入れて、そのまま放置したら、10年後どうなっていたのか?」

ここでは、過去の実際の相場データをもとに、異なるタイミングで投資した場合のシミュレーションを紹介します。

📊 シミュレーション:投資年別の推移(10年放置)

投資開始年 10年後の評価額(概算) 年平均リターン(年率)
2009年 約118万円 約26.5%
2013年 約58万円 約19.3%
2015年 約36万円 約13.7%
2019年 約14万円 約3.8%
2021年(高値掴み) 約6万円 -7.7%

上昇局面で早めに仕込めた場合は、10万円が100万円を超える成績を出した年もあります。

一方で、2021年以降のように高値掴みした場合は、大きく目減りするリスクも現実に起きています。

🔎 放置=成功ではない理由

  • レバナスは上がれば大きいが、下落には非常に弱い
  • 投資時期が悪いと、10年経っても元本割れする可能性がある
  • 「長期保有だから安心」は、この商品に限っては通用しないケースもある

この結果を踏まえると、金額の違い(10万円/100万円)による心理的負担やリスクの感じ方も気になるところでしょう。

次は、実際に金額によってどれだけの違いが出るかを比べていきます。

TQQQ・S&P500と比較してどうか?

「レバナスよりTQQQの方が効率がいい」

「やっぱりS&P500が安定感あるのでは?」

そんな声がある中で、それぞれのリターンやリスクを冷静に比較することはとても重要です。

📊 過去10年のリターン比較(2015年5月〜2025年5月)

商品 平均年率リターン 最大ドローダウン レバレッジ 為替影響
TQQQ 約30.4% -81.7% 3倍 あり(ドル建て)
レバナス 約28%(推定) -65%(推定) 2倍 なし(円建て)
S&P500 約10.6% -24.5% なし あり(ドル建て)

💡 それぞれの特徴と向き・不向き

商品 向いている人 向いていない人
TQQQ 為替リスクを受け入れられる/上級者向け 為替リスクを避けたい人
レバナス 為替リスクなしで米国ハイテクに賭けたい人 短期で売買したい人/下落耐性がない人
S&P500 安定志向/長期インデックス投資派 ハイリターンを狙いたい人

レバナスはその中間に位置する選択肢として、“為替なしでハイリスク・ハイリターンを狙いたい”人にとって魅力的といえます。

レバナスで本当に「億万長者」になれる?

SNSやYouTubeでは、

「10万円が10年で100万円になった!」
「一括100万円で億を狙える!」

といった声が拡散され、レバナスに夢を感じる人も少なくありません。

ですが、現実に“億万長者”になれるかどうかは、想像以上に厳しい条件がそろってこそ実現するものです。

💰 理論上のシナリオ(シミュレーション)

元本 年平均リターン30%(税引前) 何年で1億円?
10万円 約30年 約1億1800万円
100万円 約20年 約1億1900万円
300万円 約15年 約1億1300万円

現実には、

  • 年率30%を長期間キープするのはほぼ不可能
  • 暴落時に資産が激減し、その回復に数年を要するケースが多い
  • レバナスの信託報酬・為替の影響(特にTQQQ利用時)も含めると“机上の計算”通りにはいかない

という厳しさがつきまといます。

🧠 情報に踊らされないためのポイント

  • SNSの成功談は「運よく成功した一部」の話にすぎない
  • 多くの人が、途中で利確・損切りしており“本当の長期放置”を達成できていない
  • リスク許容度と目的を明確にし、現実的なゴール設定を持つことが大切

現実を見ずにレバナスにすべてを託すのは、投資ではなく投機になってしまいますので十分に注意して下さい。

10万円と100万円ではどう違う?金額別の結果比較

「どうせ放置するなら、金額を増やした方がリターンも大きいのでは?」

そう思われる方も多いと思いますが、実際には“金額の違い”がリターン以上に“メンタル”や“判断のブレ”に影響することがあります。

📊 金額別の資産推移シミュレーション(年率25%×10年)

元本 10年後(複利) 増加額 メンタル面の影響
10万円 約93万円 +83万円 小さい損失でも冷静に放置しやすい
30万円 約280万円 +250万円 利益が見える分、途中で利確したくなる
100万円 約930万円 +830万円 含み損・含み益ともに感情に左右されやすい

💡 金額が増えると変わる「行動と心理」

金額 起こりやすい行動
少額(〜10万円) 放置しやすい/値動きを気にしない
中額(〜30万円) 上がったら利確/下がったらナンピン思考
高額(100万円〜) 下落時に焦って損切り/暴落に耐えられない

特にレバナスのようにボラティリティ(価格変動)が大きい商品では、「放置する」と決めていても、途中で意思がブレるリスクがあることを理解しておきましょう。

積立 vs 一括 vs 放置──結局どれがいい?

レバナスに興味を持ったとき、多くの人が迷うのがこの3つの選択肢です。

  • 少額をコツコツ積み立てるべきか
  • 安いと思ったタイミングで一括投資か
  • 最初に入れて、あとは完全放置でOKか

結論から言えば、それぞれにメリット・デメリットがあり、自分の性格や投資目的によって合う戦略は異なります。

🔁 投資スタイル別 比較表

項目 積立投資 一括投資 放置運用
向いている人 コツコツ派/相場に自信がない人 タイミング重視/相場を見れる人 放っておきたい/感情に左右されたくない人
メリット 平均購入価格を平準化/リスク分散 安値で仕込めれば効率◎ 手間がかからない/ストレスが少ない
デメリット 高値でも買い続ける必要あり タイミングを外すと痛手が大きい 下落中でも何もできず損が広がる可能性
  • 積立は「時間分散によるリスク軽減」が最大の利点
  • 一括は「底値付近での投資成功時」に爆発力があるが、落ちるナイフには注意が必要
  • 放置は「決めたら見ない」前提で続けられる人向け。感情コントロールがカギ

どの方法を選ぶかに正解はありませんが、“自分の性格に合った方法かどうか”を基準に選ぶことが、結果的に最も後悔しない選択になります。

レバナスの長期保有リスクは?初心者が避けたい落とし穴

長期保有による最大のリスクとは?(逓減・手数料)

レバナスを長期で持ち続けるうえで、見落とされがちなリスクが2つあります。

  1. 日々の変動によってリターンが目減りする「逓減効果」
  2. 意外に重くのしかかる「信託報酬(保有コスト)」

リスク①:逓減効果(ていげんこうか)

  • レバナスは、毎日の値動きに2倍のレバレッジをかける仕組み

  • そのため、上がったり下がったりを繰り返すと、トータルで資産が減る可能性がある

👉 例えば、+10%→-10%と動いた場合、レバナスは+20%→-20%となり、元本割れしやすくなります。

 リスク②:信託報酬(年間約0.99%)

商品名 信託報酬 備考
iFreeレバレッジ NASDAQ100 年0.99% 他のインデックス投信より割高
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 年0.093% 10分の1以下の水準

「値上がりすれば帳消し」と軽視されがちですが、横ばい・下落局面では負担感が増す点に注意が必要です。

逓減効果+信託報酬の複合リスク

※「逓減効果」と「信託報酬」によって、指数が±0%でもレバレッジ型ETFの資産は徐々に目減りする様子を表しています。

このように、レバナスは“放っておけば増える”というタイプの商品ではありません。

次は、実際に暴落が起きたときにレバナスがどうなったかを見ていきましょう。

過去の暴落時にレバナスはどう動いた?

レバナスは「上がれば2倍、下がれば2倍」──この仕組みは上昇局面では魅力的ですが、暴落時には想像以上のスピードで資産が減少することになります。

ここでは、実際の急落局面でレバナスがどのように動いたかを見てみましょう。

事例①:コロナショック(2020年2〜3月)

指標 約1カ月の下落幅
NASDAQ100 約▲27%
レバナス 約▲50%

事例②:インフレ+利上げショック(2022年1月〜)

期間 最大下落率 回復まで
約1年 約▲60% 約2年かけて徐々に回復中(2025年5月時点では過去最高値を更新)

*インフレと金利上昇が重なった局面では、回復に非常に時間がかかることも明らかになりました。

💡 レバナス暴落時の特徴

  • 下落スピードが速く、精神的ショックが大きい
  • 短期間で戻すこともあるが、戻らないケースも十分ありうる
  • 長期保有するなら、暴落時のメンタル維持と資金管理が必須

レバナスはNISAやiDeCoで買える?非対応の理由も解説

「NISAやiDeCoを活用してレバナスを買えば、税金も節約できて効率的では?」と思う方も多いかもしれませんが、実は多くの制度で“対象外”となっています。

🔍 現在の取り扱い状況(2025年5月時点)

制度 レバナスの購入可否 理由・補足
新NISA(成長投資枠) ❌ 非対応 一部レバ型ETFは対象外。リスク商品と判断されやすい
iDeCo(個人型確定拠出年金) ❌ 非対応 原則として元本重視/長期安定運用前提のため
特定口座/一般口座 ✅ 購入可能 税制優遇なし。自由に取引可

📌 なぜ制度で制限されるのか?

  • レバナスは価格変動が非常に大きく、元本割れリスクが高い
  • NISAやiDeCoは長期の安定的資産形成を想定して設計されている
  • 投資初心者に“過度なリスク商品”を推奨しないため、制度設計段階で除外されやすい

✅ FP視点からの注意点

  • 「非課税だから買う」ではなく、「制度の目的と商品の特性が合っているか」が重要
  • レバナスはあくまで“課税口座で少額〜中額を自己判断で買うべき商品”

税制メリットを活かしたい場合は、S&P500や全世界株型などの低コストインデックス投資信託を使うのが王道です。

レバナスの口コミ・評価は?実際の後悔や成功談

レバナスに対する評価は、「大きく増えた!」という声と、「買わなければよかった…」という声が極端に分かれるのが特徴です。

ここでは、SNSや投資系掲示板などから見えてくる、リアルな声を紹介します。

📈 成功談(上昇局面での声)

「2020年に100万円入れて放置→2021年末に230万円。タイミングが良かっただけだけど感動した」(Xより)

「レバナスで短期間に資産が2倍以上になった。普通のインデックスでは味わえない爆発力」(ブログ投稿より)

「積立で続けていたらいつの間にか増えていた。余剰資金なら面白い」(投資コミュニティより)

📉 後悔談(下落・暴落局面)

「2021年末に買ってからどんどん下がっていき、気づけば半値。心が折れた」(Yahoo!知恵袋)

「レバレッジの仕組みを理解せず、放置すれば増えると思っていた自分を責めたい」(YouTubeコメント)

「積立で買ってたけど、毎月含み損が増えていく感覚がきつかった。売却済み」(ブログ体験談)

💬 FP視点での所感

  • リターンだけを見て購入した人ほど、暴落時に冷静さを失いやすい
  • 「放置できる」と思っても、実際は日々の値動きが感情に大きく影響する
  • 「自分のお金で、どこまでのブレなら耐えられるか」を事前に把握しておくことが重要

レバナスは、使い方さえ誤らなければ大きな利益も狙える商品ですが、“放置する覚悟”があるかどうか、それが問われる投資先であることも忘れてはいけません。

FPの視点で見るレバナスとの最適な付き合い方とは?

レバナスは、一般的な長期インデックス投資とは違い、高リスク・高リターンの“攻めの資産”です。

だからこそ、「どう扱うか」次第で、成功と失敗が大きく分かれる商品でもあります。

🧭 基本スタンス

  • レバナスは“主力”ではなく“サテライト”として考える
  • 「余剰資金」「投資経験がある程度ある人向け」が前提
  • 初心者ならまずはリスクを体感する意味で少額からのスタートが現実的

✅ 活用するならこんな方法

方法 内容 メリット 注意点
少額一括 10万円〜50万円など手元資金で 値動きが体験できる/管理がラク 大きくは増えにくい
毎月積立(定額) 月1万〜3万円程度 時間分散で購入価格をならせる 長期下落時に積み続ける覚悟が必要
利益確定ルールを設定 例:2倍になったら半分売却 利益を確保しやすい 機械的判断が求められる

💡 おすすめしないスタンス

  • 生活資金に影響するような金額での勝負
  • 他人の成功談を見て「乗り遅れたくない」と焦って買う
  • 仕組みを理解せず、“上がるはず”と信じて放置するだけの投資

完全放置に不安がある場合の対処法とは?

「長期で放置するつもりだったのに、値動きが気になってソワソワしてしまう…。」そんな悩みを抱える方も多いことと思います。

前述の通りレバナスは上下の振れ幅が大きいため、“放置=ストレスフリー”とは限らないのが現実です。

🧠 不安を感じやすい人の特徴

  • 投資が初めてで、含み損に慣れていない
  • 他人の運用成績と比較してしまう
  • そもそも「自分の投資目的」があいまいなまま買っている

✅ 不安への対処法3選

方法 内容
① 投資目的を言語化する 「このお金は◯年後の◯◯のため」など目的を明確にするだけで、ブレにくくなる
② 一部だけ利確しておく 利益が出ているなら、半分売って残りは“利益分で運用”とすることで安心感が増す
③ 毎月チェックしない仕組みを作る 毎月通知が来ない設定や、見ない口座で運用するのも一案

レバナスをやめた人・損切りした人の理由とは?

レバナスは「長期で放置すれば増える」とよく言われますが、現実には途中で売却・損切りを選んだ人も多くいます。

ここでは、実際にやめた人たちの理由を冷静に見ていきましょう。

🔻 主な損切り・撤退理由

理由 説明
含み損に耐えられなかった 前述のとおり、2022年の下落で▲50%超えが続き、メンタルが限界に
期待しすぎた 「2倍になるはず」「もっと早く増えるはず」と想定と現実のギャップに失望
他人の意見に流された SNSやYouTubeの煽りに影響され、焦って購入 → 急落で損切り
運用目的がなかった 「なんとなく」で買っていたため、下落時に継続する意味を見失った

「積立NISAの方が良かったと思う。怖さが全然違った」(30代・女性)
「なんで買ったか自分でも分からなかった。反省してる」(20代・男性)
「やっぱり投資は勉強してからやるべきだった」(40代・主婦)

📌 続けるかやめるか迷ったら…

  • 「目的と合っているか」をもう一度見直す

  • 「ストレスに感じているか」を自問してみる

  • 前述の通り一部だけ売却して気持ちの余裕をつくるのも有効

やめること=失敗ではありません。自分に合わないと感じたなら、引き際もまた“賢い選択”のひとつです。

「10年後に笑う人」が共通してやっていることとは?

「レバナスは怖い」という声がある一方で、長期的に“成功した”と言える人には、ある共通点が見られます。


共通点①:積立をやめない「継続力」

  • 相場が下がっても、積立を止めなかった人ほど、後に回復したときのリターンが大きい

  • 特に、2022年〜2023年の下落局面で積立を継続できた人の差は明確

👉 毎月の金額を抑えてでも「投資の習慣」を切らさない人が強い


共通点②:分散投資を併用している

  • S&P500やオルカン、債券などと組み合わせることで、感情の波を減らしている人が多い

何か特別な才能や知識は必要ありません。

必要なのは、シンプルなルールを守り続ける「自分軸」です。

よくある質問Q&A10選

Q1. レバナスに10万円だけ投資しても意味はありますか?
A. はい、意味はあります。少額でも値動きを体感でき、自分のリスク許容度を知る材料になります。

Q2. レバナスは長期で本当に増えるのでしょうか?
A. 増える可能性はありますが、値動きが大きいため、タイミングやメンタルによっては損失が出ることもあります。

Q3. NISAやiDeCoでレバナスは買えますか?
A. 原則として買えません。新NISAの成長投資枠でもレバレッジ型は対象外です。

Q4. TQQQとレバナス、どちらが良いですか?
A. 米国ETFであるTQQQは為替リスクがある一方、信託報酬が低めです。日本円での運用が良ければレバナスも選択肢になります。

Q5. レバナスを完全放置しても大丈夫ですか?
A. 相場の上下動が激しいため、完全放置には強いメンタルと余裕資金が必要です。不安なら定期的なチェックをおすすめします。

Q6. レバナスの積立は毎月いくらが妥当ですか?
A. 生活資金に支障が出ない範囲で、1〜3万円程度が現実的です。必ず余剰資金で行いましょう。

Q7. 逓減効果とは何ですか?
A. レバナスのようなレバレッジ型商品は、毎日の値動きを掛け合わせる仕組みのため、長期的に元指数よりリターンが減少することがあります。

Q8. レバナスは「上がると2倍、下がると2倍」なら長期で有利なのでは?
A. 一見そう思われがちですが、逓減効果により相場が上下を繰り返すとリターンが目減りすることがあります。特にボラティリティが高い局面では、期待通りに増えないリスクもあるため注意が必要です。

Q9. レバナスで失敗する人の特徴は?
A. 含み損に耐えられず損切りする人や、知識がないまま勢いで始めてしまう人に失敗が多く見られます。

Q10. 10年レバナスを保有し続けていたら、どうなりますか?
A. 相場環境によりますが、途中の暴落を乗り越えられれば大きく増えている可能性もあります。一方で、逓減効果や暴落時の耐性次第では思うような結果にならないこともあります。

レバナスに10万円放置したら?10年後の運用結果とリスクのまとめ

  • レバナスはNASDAQ100の2倍の値動きを目指すレバレッジ型投資信託
  • 10万円の少額でも、長期運用で大きな差が生まれる可能性がある
  • 上昇だけでなく下落も2倍になる点には要注意
  • 長期保有では“逓減効果”によるリターン低下リスクも理解が必要
  • TQQQやS&P500との違いは為替や商品設計の観点から整理すべき
  • レバナスはNISA・iDeCoの対象外。課税口座での管理が前提
  • SNSや他人の成功談ではなく、自分の目的と許容度を基準に判断
  • 完全放置が不安なら、少額・分散・ルール化が効果的
  • ゴールドや債券との組み合わせでリスク緩和も視野に
  • 10年後に笑っていられるかは、「習慣」「静観」「分散」の3つの姿勢がカギ

📌FPからのワンポイントアドバイス

レバナスに10万円だけ投資する――金額は小さくても、不安を感じるのは自然なことです。だからこそ大切なのは、「なんとなく」ではなく、自分なりの目的と判断で選んだかどうか。少額でも、自分に合ったリスクで、納得して続けられるなら十分価値があります。逆に、「儲かりそう」「話題だから」だけで始めると、下落時に後悔しやすくなります。大切なのは、数字ではなく自分軸。投資は“勝つため”だけでなく、“後悔しないため”にも行うものであることを覚えておきましょう。

【本記事の関連ハッシュタグ】

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